急性根尖性歯周炎 2

乳歯疾患(根尖性歯周炎)の永久歯に及ぼす影響

乳歯の根尖性歯周炎がその下の永久歯胚に影響を及ぼし、永久歯のエナメル質減形成や石灰化不全を起こすことがあります。このような局所の炎症によるエナメル質形成不全歯はターナーの歯とよばれます。ターナーの歯の特徴は、変化が1歯ないし2歯に限られること、発育線に沿って歯の全周に認められないこと、全身的因子による場合のように左右の両側歯に対称的にはみられないことなどです。

歯髄炎

ターナーの歯
右下第一小臼歯にエナメル質減形成がみられます。

歯髄炎

乳歯疾患の永久歯胚に与える影響
乳歯歯髄炎→歯髄壊疸→根尖性歯周炎→永久歯歯胚の傷害→ターナーの歯

▲ページの先頭へ戻る